【初心者必見】SSDの失敗しない選び方
SSDとは、簡単に言うとHDDと同じ「ストレージ」(外部記憶装置)です。
ただ違いとしては、
記録媒体に「NANDフラッシュメモリー」を採用しており、
HDDよりもデータの読み書きが速いのが特徴です。
ここでは、SSDを選びたい人に向けて、
役に立つポイントから機能・スペックの確認方法をご紹介。
自分の利用方法にピッタリな製品選びのために、是非チェックしていきましょう。
目次
[SSDとは? HDDとの違いは?] |
[SSDの「規格サイズ」と「接続インターフェイス」] |
[知っておきたいポイント・機能やスペックについて] |
[SSD使用機器] |
[こんな時こそSSDを] |
[当社おすすめのSSD] |
[SSDとは? HDDとの違いは?]
SSDは、HDDの代替デバイスとして登場した記憶装置です。
HDDは回転する円盤に磁気でデータを読み書きしています。
対してSSDはUSBメモリと同じく、内蔵してあるメモリーチップにデータの読み書きを行います。
SSDは高性能となっており、
HDDと比較して「動作音がしない」ことや「データ転送速度が高速」となっています。
これにより読み書き速度の速さや発熱、動作音の少なさというメリットが出てきます。
耐衝撃性に強く、サイズが小型化しやすい特徴があります。
SSDの種類として、パソコン内部へ取り付ける「内蔵」タイプと、
パソコンUSBポートに接続する「外付け」タイプがあります。
この部分はHDDと同じですね。
[SSDの「規格サイズ」と「接続インターフェイス」]
SSDにはサイズやレイアウトを定めた「規格サイズ」があります。
主に「2.5インチ」と「M.2(エムドットツー)」がラインアップされてます。
「接続インターフェイス」はSSDとパソコンを接続する規格です。
主に「SATA」と「PCle」、「USB」接続があります。
どちらも使用する機器に適さないと取付不可なのでよく注意しましょう。
【規格サイズ】
2.5インチ
2.5インチは、デスクトップパソコンやノートパソコンに採用されることが多いタイプです。
SSDのなかでは汎用性が高く基本となる仕様です。
厚みは、9.5mmと7mmの2種類があります。HDDと2.5インチSSDは互換性にも優れており、HDDから移行しやすいです。
M.2(エムドットツー)
マザーボード上のスロットに差し込み使用する接続規格「M.2(エムドットツー)」を採用したSSD。
主にSATA接続とNVMe接続の2種類の製品があります。
また、M.2 SSDには、2280・2260・2242などのサイズがあります。
M.2 SSDでは主に「Type2280」が採用されています。
購入の際は搭載してあるマザーボードのスロット規格と同じサイズを選びましょう。
【接続インターフェイス】
SATA
SATAは「Serial ATA」の略称。
HDDや2.5インチSSD、一部M.2 SSD、光学ドライブなどに使われている接続規格。
特徴として省電力性・排熱性が優れてます。
PCle
マザーボード拡張スロットの接続規格。
主にNVMe接続を使用する「M.2 SSD」に使用。
転送速度に優れており、「PCle3.0」と「PCle4.0」の2種類があります。
「PCle4.0」は電力消費量や発熱量が多く、パフォーマンスの低下という点がありますが素早い処理が可能です。
USB接続
USBポートに有線で接続する規格です。
ケーブルを差し込むのみで簡単に接続できます。
外付けSSDがこの規格に当てはまります。
「Gen1」や「Gen2」という名称がありますが、これは転送速度の違いを表してます。
「Gen2」の方が「Gen1」よりも速度が速くなっています。
「規格サイズ」と「接続インターフェイス」を紹介しました。
この他にも規格によっては様々な種類がありますので、
購入する際にはよくチェックした方がいいですね。
例えば、M.2 SSDを接続するマザーボードのM.2スロットは、
基板やインターフェイスをよくチェックしましょう。
「SATA」にのみ対応など、各機器の規格によっては取付不可なことがありますので要注意。
[知っておきたいポイント・機能やスペックについて]
「規格サイズ」や「接続インターフェイス」を確認できたら、自分の用途に適した製品を選びましょう。
注目したいのは容量やデータ転送速度、設置タイプです。
【容量】
・256GBなら?
256GBにうってつけなのは、比較的軽めの作業にです。ネット鑑賞や文章作成などがこれにあたります。
ビジネス目的のofficeソフト作成等もこれが適してます。
・512GBの外付けは?
家庭用ゲーム機の利用には512GB以上。ソフトだけでも大容量が必要で、インストール後も多様なコンテンツに容量がいるので、これぐらいは欲しいところ
・1TBは?
1TBになってくるとかなり余裕が出てきます。なので動画編集などのデータが大きい作業にオススメ。ゲーミングPCの増設にもいいですね。
目的が大量のデータ保存ではなく、ネット鑑賞や文章作成など、比較的軽めの作業には256GBで十分です。
ゲームの利用ならば512GB以上の外付けがオススメです。
ゲーミングPC増設には1TB以上が適してます。動画編集などのデータが大きくなる物も大容量で考えていきたいです。
HDDと比較して、容量次第で価格が高い印象のSSDですが、最近では差が縮まっています。
ラインアップも1TB、2TBや4TBと大容量が豊富なので、大容量で作業したい方にも選びやすくなっています。
【パフォーマンス】
転送速度は重要な点です。転送速度には読み込み速度と書き込み速度があり、「MB/s」という表記がされてます。大きい数値ほど高速で、短時間で大容量のデータ転送可能です。動画編集など大きいデータを扱うような作業なら転送速度は重視しましょう。
【設置タイプ】
SSDには搭載する「内蔵」タイプ。持ち運び便利な「外付け」タイプがあります。SSDは軽量で耐衝撃性が高く、外付けはそのメリットを活かせます。また、大容量の高速SSD「据置」タイプもあります。
上記3つは抑えた方がいいです。
記録素子タイプ
SSDには、1つの記録素子にデータを書き込むビットによって4つの種類があります。
1ビットのデータ書き込みなら「SLC」(Single Level Cell)
2ビットのデータで「MLC」(Multi Level Cell)
3ビットのデータを書き込む「TLC」(Triple Level Cell)
4ビットのデータを書き込む「QLC」(Quad Level Cell)
ビットの数が大きくなるほど低単価になりますが耐久性は下がります。
また、3次元構造の「3D NAND」製品が人気です。
こちらはコストを抑えて大容量化、省電力にも優れております。
耐久性
耐久性を表す単語として
「MTBF」(平均故障間隔)
「TBW」(最大総書き込みバイト数)
「DWPD」(1日あたりのドライブ書き込み数)
があります。
・「MTBF」(平均故障間隔)
故障するまでの平均的な間隔を表す単位。数値が大きいほど信頼性が上がります。寿命を表す数値ではないです。
・「TBW」(最大総書き込みバイト数)
SSDに書き込める上限サイズを表す単位。ここでいう上限サイズは書き込む回数を指標化したものです。
容量1TBのSSD「TBW」が500TBだとすると、「SSD容量の500倍にあたるデータを書き込むと、それ以上書き込めない」ことになります。
データ書き込みの回数によってSSDも劣化するので、この数値で寿命を図れるものです。上限を超えても使用用法によって書き込めることはできるのであくまで目安にしましょう。
・「DWPD」(1日あたりのドライブ書き込み数)
製品の動作保証期間内においてユーザーが1日にドライブへ書き込むことのできる回数(耐久性)を表す単位。
数値が大きいほど書き換え耐性に優れてますが、保証期間が長いほど「DWPD」は小さくなります。
NVMe
不揮発性メモリを使用したフラッシュストレージのために最適化された通信プロトコル(異なるデバイスが通信する際の手順やルールのこと)を指します。従来の通信プロトコルであるAHCIよりもデータの読み書き速度が速いものとなっています。
ヒートシンク
SSDには発熱による性能低下を防ぎ故障のリスクを下げるヒートシンクがあります。スペックによっては放熱が高くなるSSDを冷却によって冷やすことで故障を防ぐものです。最初から搭載のものもあれば、別売りのヒートシンクシールで取り付ける物もあります。長く使用したいならこちらも視野に入れた方がいいですね。
また、SSDにも寿命があり、一般的に5年といわれてます。使用して5年経ち始めたらバックアップや買い替えなど検討しましょう。
[SSD使用機器]
ここまで記載したようにSSDはパソコン、PS4、PS5等のゲーム機に搭載できます。
自分の用途に合わせて容量や規格、内臓タイプか外付けを選びましょう。
規格やインターフェイスによっては取付不可な場合があるので注意しましょう。
取り付ける製品に適したSSDか調べるには公式サイトに記載されてる情報を参考にしましょう。
[こんな時こそSSDを]
使用している機器の容量が足りない時、SSDを使うと思います。
パソコンもPS4・PS5も容量不足を解消するためには容量を増設するのが全てです。
SSDは読み書き・読み込み音がほぼしない。読み込みや転送速度が速い。
長所が多数。
丁度、容量が不足していて、SSDを所持していなければ、
これを機にSSD購入を踏み切っていいかもしれないですね。
パソコンを扱う人は、動画編集など、
大事な作業をしている人が多くいると思います。
データが消えないようにバックアップとしての使用やデータを移行するのに、SSDは最適だと思われます。
SSDならばデータの読み込みが速く、スムーズにデータの移行が可能です。
ゲームを好む人もSSDでデータ容量増設を検討していきましょう。
最近のゲームソフトはインストールする容量が大きいので、
ゲーム機本体のストレージはすぐに埋まる事があると思います。
次々と購入するゲームのために、
一々ゲームのデータを消して容量を増やすのは面倒ですよね。
更にダウンロードコンテンツもあるので、
データの残量に悩むことが多いと思われます。
SSDはPS4やPS5などのゲーム機にも取り付け可能なので、
取り付けることでデータに余裕をもってゲームをプレイしていきましょう。
内蔵SSDを取り付けるのが面倒でも外付けSSDなら、
差し込む口に差すだけで済むのでとても簡単に容量を確保できます。
もちろん外付けSSDは外付けHDD同様、テレビにも使用できます。
SSDの特性である高速読み込みや静音性によって、音もならさず録画。瞬時に録画視聴。快適な番組録画が可能です。
USBメモリと同様の形状であるスティックタイプSSDもあるので、テレビに差し込んでも設置場所に困らず、取り付け簡単など、利点も大きいです。
[当社おすすめのSSD]
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以上となります。
この記事を参考にして好みのSSDを見つけましょう。